缶入りの紅茶が長い間棚に置きっぱなしになっていることはありませんか。紅茶も生もの。やはり採れるシーズンがあるように、おいしく飲むことのできる賞味期限が存在します。保存状態が悪いとよい茶葉も台無しになってしまうので特に気をつけたいところですね。
紅茶の買い方
紅茶のグレードは、品質を表すものではありませんので、包装がしっかりしているかどうか、製造年月日と賞味期限、分量に注意をして購入しましょう。
●製造年月日
紅茶は摘まれた年や日の天候によって微妙に味が異なってきます。それを商品にするためには、ティーブレンダーがいくつかの茶園の茶葉を適正にブレンドし、味の品質管理を行っています。そのため、製造年月日は正確に出すのは難しいのですが、賞味期限を参考にしながら、できるだけ新しいものを購入しましょう。
●賞味期限
賞味期限は、缶入り、アルミパック、テトラ型のティーバッグ、紙製のティーバッグなど、包装される容器によって異なります。以下は一応の基準ですので参考にしてください。
開封前
- 缶入り、アルミパック等の防湿包装されたティーバッグ 約3年
- 紙製のティーバッグ 約2年
開封後は、密閉容器に入れ、冷暗所で保管し、できるだけ早く飲みきるようにして下さい。
●買う分量
購入したらできるだけ早く飲んでしまうのが基本です。約1ヵ月程度で飲める分量を選びましょう。毎日飲む人では100g程度が目安です。
保存方法
茶葉は非常にデリケートです。せっかく買った紅茶が台無しにならならないように保存方法には細心の注意を払いましょう。特に茶葉はそもそも屋内で長い時間乾燥させて出来ていますので高湿度は大敵です。 その他以下ような環境は、紅茶の本来の味を失わせてしまいますので、注意してください。
茶葉保存の悪条件
- 湿度 湿度が高くなると、カビが生えてきます。
- 温度 高温になると茶葉の風味が失われます。
- 酸素 茶葉が酸素にたくさん触れるとせっかくの香りが飛んでしまいます。
- 香り 異臭があると、茶葉が香りを吸い取ってしまいます。
- 光 直射日光を浴びると紫外線を吸収して、風味が失われます。
以上のようなことを防ぐために、
1、遮光性の高い密封容器を使うこと。
2、直射日光の当たらない室内で、無臭の空間に入れること。
に気をつけましょう。